技研公開2013

 

NHKの技研公開2013に行ってきました。そのレポートです。




NHK技研入り口、初訪問です。場所は世田谷区砧、小田急と タクシーで向かいました。久々の世田谷区ですが、路地が網の目のようで毎度面食らいます。





開場30分前。おっちゃんだらけ。





入り口をスーパーハイビジョンで生中継。今のスーパーハイビジョンで撮影されてたんだーっていう軽いジャブ。モニターはパナソニックの8K4K。デジカメで撮った明瞭な写真が動いてる、って感じ。





ものすごく小型化された8K4Kビデオカメラ。重さ2キロ、実際に手にとってみましたが、すごく将来性と応用度の高さを感じました。ここまで小さいとF1の車載映像なんかにも使えるかな。





こちらは120Hzで8K4Kを表示するシステム。解説の方によるとまだ1枚で8K4K@120Hzの製品が無いからやむを得ずこのようにしたとのこと。技研公開2014辺りでは可能になっているかな? そもそもスーパーハイビジョンはその解像度の高さから動いている被写体を明瞭に捕らえるためにフレームレートは現行TVの60コマ/秒では全く足りません。理論上は移動量÷移動時間で算出されるフレームレートが必要で、たとえば端から端まで10秒かけてゆっくり移動するシーンでは8000dot÷10secで、毎秒800コマ必要です。要するに解像度が高くなるとフレームレートも同時に上げる必要があります。ここがスーパーハイビジョンの最大の弱点なんですよね。。。スーパーハイビジョンは仕様として120コマ、もうちょっとなんとかならんかな。。。現行の技術でも、動きの速いシーンだけ一時的に解像度さげて代わりにフレームレートあげるとかできそうなモンだけど。





HVECっていう新しいコーデックをリアルタイムで実現する機器の展示。力技っぽいが、力技は時間が解決するものです、5年もしたらPCの拡張カードとかにスポンと収まっていたりして。。。





12GHz帯伝送技術について。このへんは専門外なんでよくわからん。





インテグラルイメージング方式による 立体映像の生中継。解像度はあいかわらず進歩していない。スーパーハイビジョンが花型となっているこの場ではかなり見劣りを感じた。





すごい人だかりができていたブース。よくある画質を落とさずに圧縮率を上げられますっていう話らしい。一般の超解像技術との明確な違いとして、元画像を知っている放送局の強みを生かして、アップコンバート時のパラメーターを圧縮時に決めちゃうという方法だと理解した。メリットは理解できるが、本質的には圧縮技術の本流ど真ん中。特別に革新的な技術とも思えない。ただ縮小画像の伝送に既存のインフラやメディアが使えるのはポイント。





こちらはバーチャルリアリティー的な研究もしてまっせというブース。フォースフィードバックで触覚を再現する装置が、従来の1点接触から5点接触になりましたというお話。残念ながら、最新の5点より旧来の1点のほうが自然な触覚でしたよ、NHKさん。。。もっとがんばってください。





こちらは配信された放送映像から声だけ強調するシステムの紹介。ブースの名称は「お年寄りにも聞きやすい番組音声調整システム」。ボーカルだけを抽出する技術は昔からあるわけで、問題はいかにして現行の機材に自然に組み込むかと言う商業的or政治的なお話なのかなと個人的には思いました。ちなみに現実のお年よりは「リモコンのボタンが小さくて見えない」なので、その辺まで考えて製品化してくださいね。





スーパーハイビジョンでは色域の情報がより広いらしいです。





被写体を多数のカメラで同時に撮影することで、(映像効果として)時間を止めてさまざまな角度から見られるようにするシステムの紹介。NHKではこれを「ぐるっとビジョン」と呼ぶらしい。来週のなんかのスポーツ番組でさっそく使われるらしい。どんな映像かというとこんなの


個人的にはこの映像よりも秋葉ヨドバシでソニー4K2Kテレビのデモで使われていたこちらのほうが技術的に惹かれます。これどうやって撮影してるんだろう!?







このブースではマルチカメラシステムをつかった副産物のインテグラルイメージング立体映像のほうがぐるっとビジョンより技術的にはポイントが高いように感じた。解像度が悪いながらお相撲さんがすごく立体的に見えた。





順路に突然AKB。





クロマキーの実演。境界の処理とかすごい自然で高精度ですね。





昔なつかしのコーナー。地味に盛況でした。




ここらへんでケータイの電池がなくなって、、、報告は以上。 最後に、映画館のような所に入って、8K4Kによるロンドンオリンピックの映像と、南米の本場サンバカーニバルの映像を堪能しました。あえて厳しくコメントすると、固定視点の映像が多く、8K4K独特の浮遊感や立体感を期待していた自分には少し物足らなかったです。




以上。